適応障害だっていいじゃない

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適応障害発症の経緯

こんにちは!!ハチです!

今日は、私が適応障害を発症するまでの経緯について書いていこうと思います。

長文になりますが、お許しください。

 

🌸 2021年3月下旬 お世話になった部署を異動することに

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3月下旬、新たな部署へ異動することになりました。

 

当時の上司曰く、異動先の部署は『内部管理&窓口社員の司令塔のようなポスト』とのこと。

入社から窓口業務しか経験のない私は、4月からの新たな業務に胸を躍らせていました。

 

しかし、同僚からは、『異動先はキツイぞ』『激務らしいから無理するなよ』とマイナス?な忠告ばかりでした。

 

それでも、期待の方が勝っていた私は、その忠告を聞き流してしまいました。

(これが伏線になるとは・・・)

 

🌸 2021年4月1日から新部署へ

担当業務は、私と入れ替わりで異動になった前任者(今後、Y先輩と呼びます)が教えてくれましたが、引継ぎはなんと1回ポッキリ・・・。

渡された引継ぎ資料の厚さは、ハ〇ーポッター1冊分ほどでした。(笑)

 

さて、引継ぎも終わり、いよいよ日々の業務ですが、待っていたのは地獄でした。

 

日中は電話対応で時間が取られてしまい、仕事は全くできません。

おかげで、夜に仕事をするのがルーティンになってしまい、異動初日からGW前まで毎日残業でした。

 

同じ係の同僚は定時で帰れるのに、自分だけ残業をする毎日。

 

『私の要領が悪いのか』と自己嫌悪に陥り、涙を流したこともありました。

 

🌞 残業よりもツラかったこと

残業以上にツラかったのは、同僚や他部署からの質問攻めでした。

異動して間もない私が、もちろんわかるはずもなく、周囲に助言を求めますが、「Y先輩以外わからないのよね」とあしらわれ、誰も助けてくれません。

 

また、業務内容に慣れてきたところに、新たな仕事が舞い込んできます。

私の仕事は、年次処理する仕事が多く、毎月色の違う仕事を行います。

(例:4月は業者と契約、5月は広報活動、7月は決算 など)

『一つ理解したらと思ったら、また別の業務を勉強しないといけない』というサイクルが延々と続き、休む間もありませんでした。

 

そして、7月ごろから精神・身体的に異変が生じます。

仕事の夢にうなされ、寝つきが悪くなり、肩こりや首こりが悪化。

日中は、頻繁に頭痛が発生します。

頭痛やコリについては、ロキソニンを飲んでも治らず、整形外科で診てもらいますが症状が改善しません。

 

💊 2021年9月9日 適応障害と診断

5~8月の残業は月30時間程度で、異動直後の4月と比べるとだいぶ落ち着いていました。

しかし、また新たな困難が立ちはだかります。

9月から複数の業務を請け負うことに・・・。

 

そのことを知ってからは、

『一人で同時並行できるだろうか。』

『もしできなかったらどうしよう。』など

仕事への不安感、ネガティブな感情が増していきました。

 

そして来る9月9日の朝、目は覚めているのにベッドから起き上がれません。(謎)

例えるなら、ゴ〇ブリホイホイにかかったゴキのような感じです。

 

動けないパニックと仕事への恐怖で涙が止まらなくなり、先に起きていた夫に「仕事いきたくない」と漏らしました。

 

夫は、取り乱した私に驚いた様子でしたが、あまり寝れてなかったことや、仕事が嫌だったことを打ち明けると「今日は休んで、一緒に心療内科に行ってみよう。」と言ってくれました。

 

それから、夫も仕事の休みを取って、一緒に最寄の心療内科へ出向きました。

カウンセリング中は堰を切ったように涙が止まらず、仕事の不安感をすべて吐き出しました。

 

そして、アンケート形式の検査を行ったのち、

先生から「中程度のうつの症状があります。あなたは適応障害です。今日から2か月休業して療養してください。」と言われ、診断書をもらいました。

 

このとき、『残った仕事のこと』『精神病を患ったこと』など、色々考えすぎて、夢でも見ているような感覚でした。

 

帰宅後、自分が病気という事実を受け入れられないまま時間が経ちました。

先生から、仕事を休めと言われたものの、上司に連絡する勇気が出ません。

 

どうすればいいかわからず、休むか仕事するかの選択を、一日かけて悩みました。

 

そんな私に夫が、

「休めばいいよ、仕事のことは上司が考えるんよ。だからこれ以上考えなくていいよ。」と能天気に言ってくれました。

 

彼の能天気さに、ときどき腹立たしさを覚えますが、このときは救いの手を差し伸べられたみたいでした。

 

意を決して、次の日に上司へ連絡。

適応障害と診断されたので、療養のため2か月休みたい」と伝えました。

 

上司は、「仕事のことはいいから、ゆっくり休んでください。」と穏やかな声で了承。

こんな簡単に休めるのか?と驚きましたが、2か月の療養休暇を取得でき、治療に専念することになりました。

 

🌟 発症後に思うこと

この病気になる前に、身体は何度も警告してくれてたと思います。

(私の場合は、寝つきの悪さ・肩首コリや慢性的な頭痛)

おかしいな?と思ったときに早く病院へ受診していれば、ここまで悪化してなかったかもしれません。

 

また、反省点としては、周囲にSOSを出さなかったことです。

周りはみんな忙しそうだからと委縮して、声をかけることもできませんでした。

 

苦しんでる方にアドバイスできるとすれば、抱えている問題や悩みがあれば周りに共有してほしいです。それだけで気が楽になります。

 

あと、嫌なことは逃げていいと思います。

私は『投げ出すことは無責任』と思う性格だったので、頑張れば頑張るほど無意識に自分を追い込んでしまいました。

追い込んで病気にするのも、助けて救うのも、すべて自分だと思いました。

今は自分を大切にしなかったことを後悔しています。

 

話は変わりますが、

病気休暇取得後に心配して連絡をくれた同僚は・・・1人しかいませんでした(笑)

 

周囲の人間に対して、「なんて薄情なんだ!」とムカつきましたが、

それだけ私は関心を持たれてなかったんだと思います。

 

だったら、これからの人生、少しぐらい身勝手に生きてやろうと思います。(笑)

自分のペースでゆるり、ゆるりと。